ストレスは万病の元、アロマが大活躍

2015.02.14
【男のアロマ塾】メンズセラピストスクールMTS スクール校長のアロマなコラム

『ストレスは万病の元、アロマが大活躍』

皆さん、メンズセラピストスクール「MTS」校長の早川です。
今回のコラムは『ストレスは万病の元、アロマが大活躍』です。

現在、日本では自殺者数は10年連続で3万人を越えています。2007年の統計では、いちばん多いのが例年通りの「健康問題」(14,684人)。なかでも一番多いのが「うつ病」です(6,060人)。自殺者の多くの方は、ストレス社会で何らかの困難な問題に直面し、心の問題を抱えて自ら命を絶ってしまったといわれています。

いきなり、心苦しい話から入ってしまいましたが、この自殺者の増加と“心の病”の関連性はとても深く、全ての発端でもあるこのストレスについて今回は色々と書いていきたいと思います。 ストレスといっても原因は様々ですよね、仕事・人間関係・家庭問題・借金などなど・・。この原因を正確にはストレッサーと呼ぶのですが、ストレッサー刺激を受けた時に起こる心身の歪みを「ストレス」と言います。このストレスというものは、現代の病気の全てに絡んでくるのではないというくらいに様々な病気を引き起こす原因にもなっている事が現 代医学でわかってきていますが、何故ストレスを受けると病気などになるのかという事をまずお話したいと思います。

ストレスを語るには、まず脳内の話からしなければいけません。大きく分けて脳は3層構造になっています。外から大脳皮質、これは理性を司る脳と呼ばれており、現代人が最も発達している部分で、言葉 を話したり音楽を聴いたり文字を書いたりと欠かせない部分です。次に真ん中は大脳辺縁系と言われている部分で、ここは感情を司っていて、楽しい・悲しい・安心・不安などはこの部分が司っています。そして一番内側は脳幹(視床下部)と言われている部分は本能の脳と言われています。自律神経や血圧、呼吸、脈拍、体温、発汗、ホルモン分泌など・・人が生きていくうえで最も必要なものを司っています。
さて、ストレスに話を戻しますが、このストレスというものは感情に影響を与えますよね、すると脳内ではどういう事が起こっているのかと言いますと、ストレスを長期間感じていると真ん中の脳、すなわち大脳辺縁系が常に緊張します。そして下にある本能の脳、脳幹を圧迫するのです・・・。そのような状態になると様々な障害が起こってきます、自律神経が狂ってしまい血圧が高くなる、不整脈、食欲が無くなる、眠れない、ホルモンの分泌が異常になる・・・。本能の部分がおかしくなってくるのです。そして、そのままストレスをためこんでいると病気になっていくのです。

例として、阪神淡路大震災において被災し、強い精神的ストレスを受けた人は免疫力が低下して病気にかかりやすくなっていたという調査結果も出ています。
この調査では不安とストレスを抱えた被災者のNK(ナチュラルキラー)細胞が極端に減少したというデータが出ています。NK細胞といえば、ガン細胞の天敵といわれ、ガン細胞に出会うといきなり取りついてガンを殺してしまうという頼もしいNK細胞ですが、ストレスによってこのNK細胞が減少するという事は、それだけ免疫力が低下してしまうということなのです。

ですから、ストレスを早めに解消する事が健康への第一歩だと言っても間違いないかも知れません!皆様、ストレスはまさに万病のもとです、充分注意してくださいね!

さて、男のアロマ塾としては少しアロマとストレスの話しを書きたいと思います。ストレス解消にはアロマセラピーは非常に効果的です。様々な植物から抽出される100%純粋な精油を使ったアロマトリートメントは、まさに植物パワーでストレスを解消してくれます。嗅覚と触覚を介して精油の有効成分を体内に取り入れるだけではなく、精油は皮膚を通して体内にも浸透してきますので、非常にリラックスとヒーリング効果が高いです。ストレスを感じているようなら、一度アロマセラピーを受けてみる事をお勧めします。

今回はここまでです、お読み頂きありがとうございました。

男のアロマ塾
早川